蓮は、植物としても生命力が強く、仏教やヒンドゥー教、密教では神仏が座したり供物に使われるなど、古代から聖なる象徴としても、人々の生活に密接に関わってきた植物です。
この蓮茎棒茶は、石川県金沢市で無農薬・無施肥栽培、伝統の鍬堀りで「魂のれんこん」を栽培する岡山農園の貴重な蓮の茎を一本一本手で収穫し、老舗茶舗の匠の技で香ばしく焙煎していただきました。
蓮根は穴が空いていて見通しが良いとして古来から縁起が良い食べ物とされてきました。蓮の茎も蓮根と同じように穴が空いていています。
石川県小松市の長保屋の遠祖は花山天皇(九八四〜九八六年) に仕え天皇に中国伝来のお茶を献じる役に任じられていた。この時代が長保年間(九九九〜一〇〇四年)なので屋号に長保屋を用いるようになりました。
その後、江戸時代に入り、加賀藩前田家三代前田利常が、京都から茶の種を取り寄せ、長保屋理右衛門に栽培させました。
これが今に続く「加賀茶」の始まりです。

蓮の茎には機能性成分フラボノイドが多く含まれます。
蓮の茎に含まれる主要フラボノイド
●ケルセチン配糖体
●イソオリエンチン
※分析 : 金沢大学 名誉教授 薬学博士 太田富久

売上の一部を東日本大震災の鎮魂と復興の蓮の移植活動と、NPO法人Lotus(福島県)が震災孤児等のために行う木育活動「Lotus Project」に寄付させて頂きます。